要点3行でサクッと
- GA4は「参照元/メディア」を セッション基準 と ユーザー初回基準 の2軸でレポートする。
- 数字が違うのはエラーではなく、基準が違うから。
- UTMを正しく設計すれば、デフォルトチャネルグループで整然と分析できる。
参照元シリーズ過去の記事
参照元って何?GA4でよく見る「ダイレクト」の正体をやさしく解説 | 参照元入門(0)
1分で判定―UTMが必要な流入・不要な流入 | 参照元入門(1)
ケース別UTM実装―メール/LINE・SNS/QR/PDF/社内ツール | 参照元入門(3)
UTM運用の定着と管理 – 「付ける」から「回す」へ | 参照元入門(4)
1. GA4の2つの基準軸
GA4はイベントベースの計測なので、同じ「参照元/メディア」でも切り口が複数あります。
理解の入口は セッション基準 と ユーザー基準(初回) の2つです。
- セッション基準(session source/medium) その訪問(セッション)がどこから来たかを表す。 → 短期的なキャンペーン効果や直近の流入把握に便利。
- ユーザー初回基準(first user source/medium) ユーザーが最初にサイトへ来たときのチャネル。 → 新規獲得経路を把握するのに有効。
(ポイント!)この2軸を押さえていないと「トラフィック獲得」と「ユーザー獲得」の数字が違う理由が理解できず、混乱しがちです。
2. 標準レポートでの見え方
GA4の標準レポートで確認できるのは次の2種類です。
- トラフィック獲得レポート ディメンション:セッションの参照元/メディア → 各訪問が直近どこから来たかを見る
- ユーザー獲得レポート ディメンション:ユーザーの初回参照元/メディア → 新規ユーザーがどこから流入したかを見る
(ポイント!) 両者は基準が違うので数字が一致しませんが、どちらも正しい値です。
3. デフォルトチャネルグループとの関係
ここで前回までのUTM設計が効いてきます。
- utm_medium を GA4既定の用語(email / social / paidsocial / cpc / display …)に揃えておくと、Unassignedに落ちず正しくチャネル分類される。
- QRやPDFなど既定にない流入は、カスタムチャネルグループを作って整理できる。
- UTMを正しく設計することで、セッション基準でもユーザー初回基準でも、見やすく比較できる状態になる。
(ポイント)おすすめは「カスタムチャネルグループで全体の傾向を見て、参照元/メディアでさらに深掘りする」流れです。
4. 目的に応じた使い分け
- 直近の施策の効果を知りたい → セッション基準
- 新規ユーザーをどこから獲得したか知りたい → ユーザー初回基準
- 既存ユーザーのリピート経路を知りたい → 探索レポートやLooker Studioで既存ユーザーフィルタをかける
(ポイント)探索レポートでは「セッション参照元 × 既存ユーザーセグメント」のクロス集計でリピート経路を可視化できます。
5. まとめ
- GA4の「参照元/メディア」は一枚岩ではなく、セッション基準とユーザー初回基準の2軸で理解する。
- 数字が合わないのはエラーではなく基準が違うだけ。
- UTMを整備しておけば、チャネルごとに正しく分類され、2軸の比較が可能になる。
- 目的に応じて、どの基準で見るかを意識するのが分析の第一歩。
「トラフィック獲得とユーザー獲得、どちらを見ればいいのか…」
そんな疑問はよくあります。参照元設計とチャネル設計を整理したい方は、ぜひご相談ください。
この参照元の見方、今の理解で問題ないですか?
- 今の参照元の見方が妥当か知りたい
- 自社のケースで、どこまで考慮すべきか整理したい
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