「GA4を導入したのに、数値が正しく取れていない気がする」 「Safariでリピーターが全然カウントされていない」 「CDNを入れてから数字が不安定になった」...
数字がズレるのは当たり前?それとも異常? 問い合わせ完了数とGA4・広告の差を埋める方法
「問い合わせフォームのメールは確かに届いているのに、GA4では件数が少ない。」
「メールは50件来ているのに、GA4では30件しか出ていない。」
“正”であるはずのメール受信数と、GA4や広告の数字が合わない。
現場ではよくある“モヤモヤ”です。
では、なぜこんなズレが起こるのでしょうか?
なぜ数字がズレるのか
問い合わせフォームの数字を整理すると、実際には次の3つがあります。
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メールやCRMに届いた数(=正)
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GA4で計測されたフォーム送信イベント数
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広告管理画面に表示されるコンバージョン数
本来なら揃ってほしい数字ですが、ほとんどの場合バラバラになります。
これは「設定ミス」ではなく、仕組み上の制限が原因です。
原因1:SafariのITP(インテリジェントトラッキング防止)
AppleのCM「iPhoneのプライバシー|視線」では、街中に飛ぶ“監視カメラの鳥”が人々のスマホ閲覧をのぞき見します。
そこでユーザーがSafariを使うと、監視がシャットアウトされる——という演出です。
動画:https://www.youtube.com/watch?v=b70dIa9Rzz0
それがまさに、SafariのITPの仕組みです。
ユーザーの行動データが第三者に“つけ回されない”ように、途中で消してしまう。
その結果、実際にフォームを送信していても、GA4には届かない ということが起きます。
iOS17以降は特にこの制限が強化され、ズレが大きくなっています。
原因2:広告ブロックやセキュリティ設定
もうひとつの要因は、広告ブロッカーやブラウザのセキュリティ機能です。
ユーザーが「トラッキングを拒否」している場合、GA4のタグ自体がブロックされ、イベント送信ができません。
この場合も、メールは届いているのにGA4ではカウントされない という現象が発生します。
他にもあるズレの要因
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フォーム実装の違い(JavaScript非対応、二重送信防止処理など)
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回線状況やブラウザクラッシュによるイベント未送信
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広告管理画面とGA4でのアトリビューション基準の違い
など、細かい要因が積み重なり、数字の不一致が日常的に起こります。
解決の方向性:まずGA4、次に広告
ではどうすれば数字を“正(メール受信)”に近づけられるのか。
ポイントは 二段構え です。
第1段階:GA4の計測精度を高める
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サーバーサイドGoogle Tag Manager(sGTM)を導入する
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サーバー経由で計測することで、SafariのITPや広告ブロックの影響を受けにくくなる
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ファーストパーティCookieを延命し、ユーザーをより長く認識できる
第2段階:広告も同じ仕組みで送る
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MetaやGoogle AdsのConversions APIをsGTM経由で送信
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ブラウザで取りこぼしたCVをサーバーから補完
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GA4と広告、両方を“メールに近い数字”に寄せていく
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まとめ
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メール受信が“正”なのに、GA4や広告の数字が合わないのは当たり前に起きる
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原因はSafariのITPや広告ブロックなどの仕組み上の制限
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解決には「まずGA4」「次に広告」の二段構えが有効
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Stapeを使えば、その環境を簡単に整えられる
「問い合わせ完了数と計測の数字がズレている」
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