その数字、本当に正しいですか?──sGTMで始めるデータ精度の改善

「最近、広告の管理画面とGoogleアナリティクスの数字が合わない…」

「iPhoneユーザーが多いのに、コンバージョン数が伸びない…」

「実際の受注件数とCV数がかけ離れている…」

「なんとなくデータが信用できない気がする…」

もしこんな悩みがあるなら、それはあなただけではありません

多くの企業・EC事業者が、同じような“数字のズレ”や“データ欠損”に直面しています。


なぜデータは欠けるのか?

原因はいくつもありますが、代表的なのは次の3つです。

  1. Safari ITPによるサードパーティCookieブロック
    • AppleのSafariブラウザのITPはサードパーティCookieをブロックするため
      従来のクライアントサイド計測では
      ユーザー識別情報が広告・解析基盤に正しく渡らなくなる
      その結果、
      • 広告プラットフォーム側でイベントが無効化される
      • 学習や成果計測から除外される
        などの理由で、
        データが欠けて見える現象が発生する。
  2. 広告ブロッカーやブラウザの追跡防止機能
    • ChromeやFirefoxも、徐々にトラッキング制限を強化中。ページにタグを置いただけでは、すべてのユーザーを計測できなくなっています。
  3. タグ読み込みのタイミング問題
    • ページ離脱が早いユーザーや通信環境が悪い場合、計測タグが読み込まれず、データが送信されないケースがあります。

サーバーサイドGTM(sGTM)とは?

sGTM(Server-side Google Tag Manager)は、今までサイトやアプリ側(ブラウザ側)で実行していた計測タグを、自社が用意したサーバー経由で配信・処理する仕組みです。

イメージでいうと…

従来:お店のレジで手書きの売上帳をつけて、それを各メーカーにFAXしていた

sGTM:レジから直接、本社サーバーを経由してメーカーにデータを送る

この「中継サーバー」を置くことで、ブラウザ制限やブロッカーの影響を受けにくくし、計測の穴を減らすことができます。

さらに、ブラウザ側で読み込むタグが減るため、ページ表示が軽くなる=ユーザー体験改善にもつながります。


sGTMでできること

  • コンバージョン計測の欠損軽減(特にiPhone/Safariユーザー)
  • Meta広告・Google広告等のCAPI対応(Cookieレス時代の広告最適化)
  • セキュリティ・パフォーマンスの向上(第三者タグの直接読み込みを減らせる)

「こんな症状」があるなら導入を検討しましょう!

  • 実際の受注件数や売上と、計測されているCV数に大きな乖離がある
  • GA4と広告管理画面のコンバージョン数に大きな差が出ている
  • iPhoneユーザー比率が高い業種(美容・アパレル・飲食など)
  • リマーケティングの母数がじわじわ減少している
  • 社内で「この数字って本当に正しいの?」という会話が増えてきた

導入のハードルと現実的な始め方

「サーバーを立てる」と聞くと難しそうですが、最近はクラウドサービスや専用ホスティングを使えば、数時間〜数日で構築可能です。

  • 初期費用:数万円〜
  • ランニング:月数千円〜
  • おすすめ構築方法
    • 自社GCP(Google Cloud Platform)で構築
    • Stapeなどのマネージドサービスを利用

まずは「計測の正確性改善」から始めて、そのデータを元に広告の最適化やLTV向上へつなげるのが王道です。


まとめ

  • データの欠損は、もはや一部の業種だけの問題ではありません。
  • sGTMは、ブラウザ制限やブロッカーに強く、欠損を減らす有効な手段です。
  • 正しい数字なくして、正しい改善なし。

「最近データが怪しい…」と思ったら、まずは現状診断から始めましょう。


まずはご相談ください

  • 何が問題なのか整理したい
  • 今の構成が正しいか確認したい
  • 実装すべきか判断したい

といった初期段階の相談でも問題ありません。